着物の仕立て。国内手縫いオンリーでお客様の大切なお着物をリーズナブルにお仕立てします。

用語解説

用語解説

1次加工

仮絵羽筋消しゆのし湯通し(地入れ)、巾だし、などの事。お着物に応じて作業します。これをしませんと仕立てた後、大きな寸法の狂いが生じたりします。 戻る

本比翼地

留袖の下にもう一枚着物を重ね着しているように見せる為の白い生地です。衿、振り、袖口、裾周りが二重になり留袖の下に白地の着物を着ている様に見えます。かつては本当にもう一枚白い着物(通称:下着)を着ていましたが、近年は簡素化され比翼仕立てが一般的です。 戻る

入り紋

黒留袖や喪服は、ご紋を5ツ(後に3ツ、前に2つ)入れます。商品には製作段階であらかじめ紋を入れる場所を丸く白く色抜きしてある(石持と言う)ので、その箇所に墨で紋を描きます。石持ち入り紋とも言います。 戻る もっと詳しく

縫紋

縫い方でいくつかの種類があります。須賀縫い又はマツイ縫いが一般的ですが、一層つつましくする場合には芥子縫いも使います。縫い色はお好みですが一般的にはお着物と同色の濃い目または薄めにします。より格調を高める場合には抜き紋、カジュアルにする場合には描き紋(いづみ紋)を選択する場合もあります。 戻る もっと詳しく

ぼかし八掛

薄い地色のお着物に使用します。薄い地色のお着物の場合、八掛の色が表に写ったり、胴裏との境目が表側にくっきり現れたりしないようにする必要があります。 戻る もっと詳しく

無地八掛

裾周り、衿先、袖口に使用。表地の色とバランスをとります。小紋でもフォーマル調子なら同系色。しゃれ着なら反対色。表地の色によってはぼかし八掛を使用します。 戻る もっと詳しく

紬無地八掛

表生地と釣り合いをとるための紬素材の八掛です。おしゃれ着の大切なアクセント色となります。裾周り、衿先、袖口に使用。表地の色とバランスをとります。表地の色によっては紬ぼかし八掛を使用します。 戻る もっと詳しく

裄直し

袖付の縫込み(袖側、肩側両方)を使って裄を長くしたり、縫込みに入れて短くしたりします。長くする場合、縫込みの量だけ出来ます。長くする量によっては身頃の脇も縫い直します。胴裏地の縫い込み量に制約される場合があります。着物の種類によって値段が違います。 戻る

袖丈直し

袖底の縫込みを使って袖を長くしたり、縫込みに入れて短くします。短くする場合、縫い込む量によっては袖のゴロつきを抑える為に袖をカットする事があります。振袖の場合、カットしないで普通袖に直す方法がありますが、お袖全体の縫い直しとなりますので別料金です。長くする場合と短くする場合で料金が違います。 戻る

身巾直し

両脇の縫込みを使って身巾を広くしたり、狭くしたりします。広くする場合は縫込みの量で制約されます。又、脇をまたいで柄がつながっているお着物の場合、柄がずれる事があります。着物の種類によって値段が違います。 戻る

身丈直し

身頃の内揚げを使って身丈を長くしたり、短くします。前身頃に内揚げが無いと長く出来ません。又、内揚げがあっても胴裏に縫込みが無いと胴裏を交換する必要があります。内揚げの無いお着物の場合、身頃を継ぎ足す方法もあります。詳しくはご相談下さい。着物の種類によって値段が違います。 戻る

八掛交換

派手になった八掛を落ち着いた色目に交換しますと、着れないあきらめていたお着物をよみがえらせることが出来ます。又、度々ご着用なさいますと、八掛が擦り切れたりします。その場合も交換をおすすめします。
料金:14,850円(税込み) 戻る

ゆのし

後染め(友禅や、型染め、無地染めなど白生地を染めたもの)の反物に施す加工です。着物の仕立ての前工程として蒸気を用いて長さや幅を整えるために生地を伸ばします。伸ばすだけではなく、発色をよくする、風合いを柔軟にする、光沢を与えるなどの作用もあります。 まずは湯のしを行い、反物を整え、その後お仕立てという段取りになります。
料金 1,650円(税込み) 戻る

湯通し

先染め(紬など糸を先に染めてから織り上げたもの)の反物に施す加工です。「地入れ」ともいい、文字通り反物を湯に通すことをいいます。湯に通して反物から糊を落とします。
紬は、染めた糸を糊で固めてから織り上げるので、出来上がった反物には糊が付いています。この糊を落さないと後々カビや変色の原因となります。あわせて反物の巾や長さを整えます。その後お仕立てという段取りになります。
料金 3,300円(税込み) 戻る

筋消し

仮縫いの着物(仮絵羽)に施す加工を「仮絵羽筋消し」といい、お直しの際に元の折り跡(筋)を消す加工を単に「筋消し」または「部分筋消し」といいます。又、仕立て上りの着物を解く作業を「解き筋消し」といいます。
仮絵羽は解いて反物状態に縫い合わせてから、ゆのし又は湯通しを行います。この一連の作業を「仮絵羽筋消し」といいます。この作業をしっかりしませんと元の折り跡が所々に残ります。
料金 仮絵羽筋消し 3,300円(税込み)
   筋消し 内容により異なる 2,200円~(税込み) 戻る

紋入れ

お着物への紋入れ加工を承っています。
又、紋の入れ直し、入れ替えも可能です(黒留袖、喪服)。
お仕立て直しの際にご利用下さい。
詳しくは家紋についてをご覧下さい。
料金は加工料金表をご覧下さい。 戻る

ガード加工

ガード加工は絹の繊維一本一本まで薬品を浸透させる事で高い撥水力を発揮します。
お着物本来の風合いや通気性、光沢はそのままでシミや汚れなどからお着物を守ることができます。
ついてしまった染みや汚れを落とすよりも予防する方が安価で確実です。お着物をリラックスして楽しんでいただくため、また長く着ていただくためにも、ガード加工をおすすめします。
料金はお着物により異なります。 戻る

洗い張り

洗い張りの図

2箇所以上のお直しをする場合、思い切って洗い張り、仕立て直しをお薦めします。着物は洗い張りでのみ水洗い出来ます。全部解いて反物に戻し、水洗いでさっぱり綺麗にしたところで新たな寸法で仕立てる。日本人の知恵が生んだ最良の着物の活かし方だと思います。反物に戻す事でここから染め替えをするなど、新たなリメイクの可能性も出て来ます。詳しくはご相談下さい。洗い張りはお着物により料金が異なります。 戻る

色やけ直し

仕立てる前の着物でも色ヤケしている事が多々あります。(反物の耳ヤケ、仮絵羽の絵羽ヤケなど)。仕立て直しの際には縫込みの部分との色の差が目立つ事があります。そのような不具合をお直しする加工があります。お着物の色柄や染色方法によって仕上がりが左右されますが、ご相談を承っています。 戻る

吉祥文様

吉祥文様(きっしょうもんよう)とは、縁起がいいとされる動植物や物品などを描いた図柄を言い、特に中国文化圏を中心としたアジアで広く愛されるものが多い。(参照:瑞獣・瑞鳥)
多くは晴れ着や慶事の宴会などの調度品などにあしらわれ、普段使いの品物にもよく見られるが凶事には使われない。 戻る

比翼

比翼(ひよく)とは、留袖などの礼装は本来、白の下着(長じゅばんとは別に)を重ねて着るのが正式ですが、軽く着やすくするために、表着からみえる袖口や振り、衿、裾回りだけを作り、上着の裏に縫い付けて2枚重ねに見えるようにしたもののことをいいます。
また振袖や訪問着でも衿のみに比翼(衿比翼)を付けることがあります。戻る

ぐし躾

ぐし躾(ぐしじつけ)とは留袖や上等な縮緬の袷の衿や袖口、裾に施される装飾的な躾。きせ山を抑える実用性に加え、通常の躾より細かいぐし縫い(並縫い)で装飾的な役割もします。着用の際にもこの仕付け糸は取りません。戻る

地紋

織模様の一種で,糸や織り方を変えて布地全体に織り出した模様。おもに縮緬(ちりめん),綸子(りんず),繻子(しゅす),羽二重などの白生地にみられ,普通はこの上に染模様をつけるが,色無地に染めて地紋をいかすこともある。 戻る

powered by HAIK 7.1.4
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional